まなびのまとめ

読んだ本、考えたことのアウトプットの場として

【読書】還暦からの底力 著者:出口治明さん

 

いつもお世話になっているMr.PDCAがこちらで紹介されていてた本。

 https://pdcadiary.hateblo.jp/entry/2020/07/22/025802

 

今回地元に一時帰省することになり、還暦を超えた親に渡してもいいかなと思い購入。

出口さんはライフネット生命の創業や2018年から立命館アジア太平洋大学(APU)の学長に就任している。

 

「飯・風呂・寝る」から「人・本・旅」の生活スタイルにしようとのメッセージが繰り返し書かれている。また、「世界経営計画」のサブシステムを担おうとも。還暦を超えた人への言葉かもしれないが、どの世代にも必要なこと。どの歳になっても自己研鑽を継続し人生を楽しむことが大事。

 

教養についての考え方も興味深かったので抜粋する

では「おいしい人生」を因数分解するとどうなるか。答えはおいしいご飯と一緒で、いろいろな材料を集めることと、それらを上手に料理することです。

おいしい人生における食材とは「知識」であり、上手に料理する力は「考える力」です。まず、材料である知識がなかったら何もできません。ただし、材料を集めてもそれを人生において具体的に活用する力がなかったら、おいしい人生を楽しむことはできません。

以上をまとめれば「教養=知識×考える力」という式になり、これはおいしい人生をおくるには必須のものです。 p.153

きっとこれに加えて、おいしく作られた料理をおいしく食べられるように感じる心持ちも大切な要素(×感じる心 みたいな?)。

考える力も料理と同じで、最初は考える力の高い人の真似から入り、試行錯誤を繰り返しながら自分のものにしていく。具体的には考える力の高い人が書いた本を読むことです。それは歴史的に長く読み継がれてきた古典に他なりません。p.155

古典を学ぶ重要性として、思考パターンや発想の型を学ぶという視点はなかった。出口さんが、料理も親からレシピを教えてもらい真似をしながら学ぶとの例えを出していたが、考える力もそうだといわれると、なるほどなと思う。

 

読むべき古典として以下を挙げていたので今後読んでみる

メモ

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定年を廃止するメリット

  1. 健康寿命が延びる
  2. 医療・年金財政を払う側にシフト
  3. 会社が年功序列から業績序列にシフト
  4. 中高年の労働意欲の増加
  5. 労働力の確保

ただし、いつ仕事を辞めるかは個人の自由。

 

新しい分野に入るときの行動

  1. 関連法令を調べる
  2. 経験者に話を聞く

関連法令を調べるというのはこれまで想像もしていなかったこと。JR東海社長を経てNHK社長を務めた松本正之さんが紹介してくれたアプローチ