まなびのまとめ

読んだ本、考えたことのアウトプットの場として

【読書】なぜ「戦略で」で差がつくのか 作者:音部大輔さん

 

 

戦略の定義とは

計画・目的・ビジョンや理念・方針などの意見が多い。

 

理由1:達成すべき目的がある

理由2:資源は有限

 

戦略とは「目的達成のための利用資源の指針」

 

コメント:日本語にはコンテキストによっては同じ意味にとらえられる言葉が多いと感じる。戦略とは何かと自問自答しても実行計画のようなイメージを思い起すが、資源の考慮は抜けていた。

 

戦略の利点

  1. 効率的な資源の運用→効果的に目的を達成
  2. 経験の獲得
  3. 意思決定に利用
  4. 計画に一貫性が出る
目標設定のためフレームワーク

SMAC

  1. Specific : 目標の数値化
  2. Measureable : 測定方法と単位の明示
  3. Achievable : 帰納的・演繹的な測り方
  4. Consistent : 上層部から一般社員まで目的が共有されているか

SMART

  1. Specific
  2. MEsasurable
  3. Achieable 
  4. Relevant
  5. Time-bound : 期限

具体例

 

メンバーシップ登録が目的ではない→会社のアクションの成果や商品購入のための要因調査が目的

 

目的を見失いそうなときは:

  1. 何が問題か問い直そう
  2. その行動がある場合とない場合を問う

コメント:あるい場合とない場合を問うことは目的を再確認するために有効に見える。

資源について
  1. 内部資源 : 社内人材、サービス、資金、営業力、製造・流通技術、ブランド、時間、人脈、知識・経験
  2. 外部資源:代理店、メディア・取引先・提携先
  3. 顕在化していない内部資源:強み弱みではなく比較により発見する

→リプトンのお茶パックの例:ホチキスがないおかげでレンジに入れれる

→時代によって消費者の価値観が変わる(洗剤:洗浄力→除菌力→省サイズ)

  4. 顕在化していない外部資源:政府・業界団体・オピニオンリーダー

 

・社内資源の配置を適正に行うことにより有効活用できる

・資源の把握→資源の相対的な特徴→強みを発揮する場所→弱みが発生する場所→目的に対しての有用性の把握→資源間の相互作用の理解

 

選択と集中

ランチェスターの法則

  1. 1がinputでouputが1
  2. 1がinputでoutputが複数

選択と集中により少ない資源でも大きな資源を持つものに勝つ可能性がある

 

パレートの法則

総inputの20%が80%のouptutを占める

 

所感

具体例が多く読みやすい。

戦略を考える上での資源という視点をもらった。

人生は有限で、時間も有限であるが、その資源を何に使いどのような対価を効果的に得るのかということも考えさせてもらえる。